AFP
2017/11/09
エルメス、第3四半期は増収なるも為替の影響で目減り
AFP
2017/11/09
エルメス(Hermès)の第3四半期業績は、売上高が13億3000万ユーロ(約1752億7200万円)に上った。恒常為替レートでの成長率は11.3%だが、現行レートで換算すると伸びは6.4%に止まる。
「すばらしい四半期となった。全てのカテゴリ、全ての地域で成長があった」とアクセル・デュマ(Axel Dumas)CEOは電話会議で話した。「堅調な業績を維持している。そしてこの成長が主にオーガニックグロースであり、既存店における販売数の増加であることから、非常に健全な伸び方をしていると言える」とも強調。
1-9月期では、売上高が40億ユーロ(約5271億3500万円)を突破し、オーガニックグロースは10.2%となっている。
「9月末の時点で為替の変動がやや不利な方向に作用し、売上高に対して2500万ユーロ(約32億9500万円)相当のマイナスの影響を与えた」。
「政治経済、為替変動が世界的に不透明感を増す中で」、中期的に見ても、「恒常為替レートでの目標増収率は高めに設定していたが、それに沿って推移している」という。
通期に関しては、9月にも述べていた通り、「比較対象である前年2016年の為替変動が影響しているため、上期の業績を通期全体にまで当てはめて考えることはできない」としている。
エルメス社は、2016年に通期純利益が10億ユーロ(約1317億8400万円)を突破しており、営業利益率も過去最高を記録した。
(2017年11月9日現在、1ユーロ=132円で換算)
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