AFP-Relaxnews
2016/01/26
オートクチュールコレクション:ラフ退任後初の「クリスチャン・ディオール」はドリーミーなコレクションを披露
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2016/01/26
昨年10月にラフ・シモンズ(Raf Simons)が突然の退任を発表したクリスチャン・ディオール(Christian Dior)。16年春夏オートクチュールコレクションは、クリエイティブチームが手掛けた。
25日に行われたショーでは、メゾンを象徴する軽やかさとセンシュアルな女性性へのアプローチを前面に押し出し、エレガントと危うさとが見事に調和するコレクションが披露された。
構築的なネックラインのトップと、カットアウトのディテールが目を引くスカートという優雅なモノクロームのアンサンブルで幕を開けた。続いて、ブラックのオーバーコートから、オーストリッチフェザーがあしらわれたトランスパレントなドレスが覗くルックや、落書き風のスケッチ柄やフローラルモチーフのパネル使いなど、ミニスカートのバリエーションが登場。
アシンメトリーなスタイルでは、スカートの長いヘムラインがひざ丈で揺れる豪華なシルエットを見せ、ブレザーから切りっぱなしの裾を覗かせた。
オーバーサイズコートのトレンドを取り入れ、ボリュームで遊んだルックも見られた。構築的な袖のキャメルジャケットには、フローラルのミディ丈スカートを合わせるスタイリングを。また、ネックラインにラッフルを施したミディ丈ストラップレスドレスや、オフショルダーのブラウス、シャープなアウターからボリューミ―な裾を覗かせてファンシーな要素をプラスするスタイルも。
モノトーンプリントのアクセントに色を取り入れてモダンなエッジィさを演出したりする一方で、透け感のあるテキスタイルが、ドリーミーな空気を醸し出していた。アンダーウェア風アウターウェアのトレンドを取り入れたことで、構築的なテーラードルックも、非常にディオールらしい幻想的なコレクションに上手く溶け込んだ。
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