「シャネル（CHANEL）」が、2016年春夏プレタポルテコレクションを発表した。今季は「シャネル エアラインズ（CHANEL AIRLINES）」をテーマに、会場のグラン パレを空港へと一新。フライトインフォメーションボードが掲げられたチェックインカウンターの前をランウェイに見立て、客室乗務員や乗客に扮したモデルたちが闊歩した。

　2016年春夏プレタポルテコレクションは、「旅行をする機会はどんどん増えている。だったらシャネルのトラベルラゲッジがあったっていいじゃないか？」というカール ラガーフェルドの発想から、快適さとエレガンスを兼ね備えたウルトラ・フェミニンなトラベルルックを提案。ソールの光るウェッジサンダルやシルバーや透明のオープンブーティを履いたモデル達が、カール・ラガーフェルドが「ココ ケース」と名付けたトロリーケースを手に、キャットウォークした。 ブランドのアイコン、シャネルスーツはノーカラーでポケットやブレード、ボタンといった特徴的なディテールをそぎ落としたミニマムなデザインに一新。花柄やマルチカラープリントが様々な素材を彩り、直線的なラインと空気のような軽やかなラウンド型のシルエットが際立った。