コム デ ギャルソンが、2015年のDM（ダイレクトメール）の配布を開始した。2015年はフランス出身のストリートアーティストJRをフィーチャー。第一号はJRの作品をベースに、「コム デ ギャルソン（Comme des Garçons）」の2015年春夏コレクションを思わせる"赤"を大胆に加えたヴィジュアルを打ち出している。

　1983年生まれのJRは、屋外の建物や通りに巨大な写真を貼るというグラフィティ表現を用いることで、現在最も注目されているアーティスト。現在はパリとニューヨークを拠点に活動している。展覧会は、第54回ヴィネチア・ビエンナーレや「時代の肖像展」、「パリ・デリー・ボンベイ展」などに参加。2013年には、これまでの活動を一堂に紹介する世界で初の展覧会を東京・ワタリウム美術館で開催した。

　コム デ ギャルソンのDMは、デザイナー川久保玲が選ぶ1人もしくは1組のアーティストに焦点をあてて、制作される。 2013年のアーティストには「Akira」などで知られる漫画家の大友克洋を起用。2014年は、アウトサイダー・アートの専門誌「ロウ ヴィジョン（Raw Vision）」が雑誌として初めて選ばれ、コラージュされた。