センコー株式会社と蝶理株式会社、青島雪達集団有限公司の３社が、今年６月設立した合弁会社「青島雪興国際物流有限公司」が、１１月２４日、青島即墨市にアパレル物流センターを開設した。

青島 即墨市のアパレル物流センター

センコーとしては、今年８月に青島地区に日系量販店向け物流センターを開設しており、今回のアパレル物流センターが、青島地区で２ヵ所目の物流センターとなる。
雪興国際物流は、大連に続き中国から日本や欧米に向けた、アパレル一貫物流サービス体制の強化を目指すセンコーと、青島地区での商流拡大および、調達した製品の検品から出荷にかかる物流の効率化を目指す蝶理、物流検品機能の強化を目指す雪達集団の３社が出資した会社です。
なお、センコーと蝶理との合弁会社としては、大連の２社（大連保税区貝思特国際貿易物流有限公司、大連三興物流有限公司）に続き３社目。

雪興国際物流が開設したアパレル物流センターでは、雪達集団をはじめ、青島地区で製造される日本や欧米向けアパレル製品の一貫物流を行う。
具体的には、既に大連で実施している、アパレル製品の日中一貫物流ビジネスモデルを導入し、検品・検針、保管、店別仕分けから、日本をはじめ各国への輸送までを一貫化させる。
また、同社は国際貨運代理資格を取得し、中国国内配送、通関業務、ＮＶＯＣＣ業務を行う。

今後、雪興国際物流は、１５，０００㎡の敷地を活かして第２期センターの建設も計画しており、青島地区でのアパレル物流サービスの拡大を図って行く。

延床面積は６，６６０㎡（２，０００坪）で２０１０年１１月２４日竣工 。営業開始は２０１０年１２月２０日を予定している。