デジタルと伝統が融合した新時代の和装「ソマルタ」の着物クチュール展開催

　東急不動産および東急不動産SCマネジメントは、今春開業した東急プラザ銀座で渋谷の複合文化施設Bunkamuraと連携した文化イベントを定期的に開催しており、今回、デザイナー廣川玉枝が手がける「ソマルタ（Somarta）」の作品展示やライブフォトシューティング、ポップアップストアなどを展開する「廣川玉枝『Somarta Kimono Couture』展」の開催を発表した。会期は10月7日から10月23日まで。

　「Somarta Kimono Couture」は、廣川が日本人デザイナーとして新時代の和装を表現したいという想いから、創業460年の京都友禅染の老舗千總と岡重、和晃苑、西陣織の細尾の4社とのテキスタイル開発や独自のデザイン研究を経て誕生したドレススタイルの和装。シルクジャカードの生地に機械捺染と手描き箔・刺繍加工を融合させたハイブリッド友禅をはじめ、デジタル技術と職人の伝統技術が融合している。同展では「装（Kimono Couture）」「粧（メークアップ）」「華（華道）」の3つの美のピースを掛け合わせ 「装粧華美」をテーマに新たな美を創造するという。

　10月7日から18日の期間中は「Somarta Kimono Couture」の作品展示を行うほか、19日にはライブフォトシューティングイベントを開催。廣川に加え、展示作品のヘア造形を手がける資生堂トップヘア＆メーキャップアーティストの計良宏文、華道家でフォトグラファーの勅使河原城一を迎え、Kimono Coutureを身にまとった日本人モデルたちが登場する。また、20日から23日まではポップアップストアを開催し「Somarta Kimono Couture」の展示販売を行う。