掲載日
2015/08/04
2015/08/04
デニム:混紡素材の輸出入額、ここ5年で急増
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2015/08/04
2015/08/04
綿の割合が85%以下の混紡デニム製品の輸出入額は、デニムの全世界交易額のうち37.3%を占める。2009年の16.1%から比べると大幅な伸びで、金額にすると17億ドル(約2100億円)に上る。一方、綿を85%以上含むデニムの額は29億ドル(約 3600億円)に落ち込んだ。Textiles Intelligenceの『Textiles Intelligence』による。
綿混紡率が高いデニムの下落に特に影響を受けているのが、中国だ。同国は世界のデニム輸出額中36%を占めるが、うち綿混紡率の低いデニムは27.9%から64.8%となっている。
調査によると、綿混紡率85%以下のデニムが急増した背景には、化学繊維の価格が相対的に低下したことがあるという。2010年に高騰した綿の価格が、この現象に拍車を掛けている。また、スリムな形や「体型に合った」ジーンズの需要が増えているのも一因だ。
(2015年8月4日現在、1米ドル=124円で換算)
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