fashionsnap
2015/02/16
ドリス・ヴァン・ノッテンの美学に迫る展覧会が母国アントワープに巡回
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2015/02/16
ベルギー出身のデザイナー ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)の展覧会「ドリス・ヴァン・ノッテン - インスピレーションズ(DRIES VAN NOTEN, INSPIRATIONS)」が、アントワープ・モード博物館でスタートした。2014年にパリで開催され、好評で会期を2ヶ月間延長した展覧会の内容を、さらに充実させる。
ドリス・ヴァン・ノッテンは、ファッションのリテーラーだった両親の影響で幼い頃からテキスタイルの世界を経験し、アントワープ王立芸術アカデミーでファッションデザインを学んだ。1981年に卒業後、1986年にChristine MathysとPatrick Vangheluweのサポートの元、自身のブランドをスタート。同年、ロンドンで6人の前衛的なデザイナー(ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク、アン・ドゥムルメステール、ダーク・ヴァン・セーヌ、ダーク・ビッケンバーグ、マリナ・イー、ドリス・ヴァン・ノッテン)で合同展示会を開き、メンズコレクションを発表。「アントワープ・シックス」と呼ばれ注目を浴びるようになった。
この展覧会では、ファッションデザインと様々な時代のヴィジュアル・アートを組み合わせるドリス・ヴァン・ノッテンの多種多様なインスピレーション源と、クリエーションのプロセスを公開。歴史、写真、民族的要素、映画、音楽、地理など、あらゆる分野のアート作品が一堂に集められる。また19世紀の作者不詳の作品や、エルザ・スキャパレッリ(Elsa Schiaparelli)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)といったクチュリエたちの作品もセレクト。若さ、原形、多義性、情熱といった個々の内面的なテーマを提起し、その美学と独特な表現方法を紐解く。
■DRIES VAN NOTEN, INSPIRATIONS
会期:2015年2月13日〜7月19日
場所:MoMu - アントワープ・モード博物館
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