2017/06/26
パリ ファッションウィーク:15周年の「Y-3」 原点回帰で正統派ストリートスポーツウェアを披露
2017/06/26
「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」と「アディダス(Adidas)」のコラボレーションブランド、「Y-3」が6月25日、パリで18年春夏コレクションを発表した。「アディダス」の3本ラインにフィーチャーした正統派のスポーツストリートスタイルを披露し、原点回帰とも呼べるコレクションでコラボレーション15周年を祝った。
白と黒を基調に、3本ラインをデザインとして取り入れたルックで始まったランウェイショーは、「Y-3 has been the Uniform of the Street since 2003(Y-3は2003年からストリートのユニフォームであり続けてきた)」とのスローガン通り、スポーツウェアの要素を取り入れた現代のストリートスタイルのお手本のようだ。
タンクトップ、タンクドレス、スウェットパンツにバスケットショーツといったベーシックなアイテムは、レングスやアシンメトリックなカット、イレギュラーなライン使いなどでモードでクールな要素をプラス。中盤からはブルーやレッドもアクセントとして登場し、特にオーバーサイズシャツやパーカ、パンツに描かれたボタニカルプリントが目を引いた。
また、ロゴマニアなコレクションは3本ラインにとどまらず、4つのロゴを一度に盛り込んだフーディーやトート、バックパックのほか、手書き風に「Y-3」の文字をあしらった「ヨウジヤマモト」らしいロングシャツなども登場。
もちろん足元には、ロゴつきのスリッポンや、キャンバス地とレザー、ラバーをミックスしたミッドカットスニーカーや、プライムニット、サイドレースアップの新しいテクノロジーを導入したモデルなど、新作のスニーカーを豊富に揃えた。やはりハイソックスと合わせるスタイリングがメインに。
バスケットコート風のランウェイを歩き回るモデル達がフィナーレで一斉にはけた後は、デザイナーの山本耀司が姿を現した。昨年夏に公開されたドキュメンタリームービーでは、私はこのブランドをファッションになくてはならない存在にしたいのです。もしもY-3が姿を消したらファッション界がダメージを受ける。それが私の目標です」とも語っている。
今年でコラボレーション15周年を迎える「Y-3」だが、日本国内では、今年4月に「ギンザ シックス(Ginza Six)」へ新店舗を出店したばかりだ。
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