641
求人
ADIDAS
Senior Manager Master Data & Range Architecture, Concept to Consumer, Brand Adidas
正社員 · TOKYO
QVC
Specialist Product Compliance Review
正社員 · CHIBA
TIFFANY & CO
Manager, Business Partner For Retail
正社員 · TOKYO
NIKE
Manager, Revenue Accounting, Japan
正社員 · TOKYO
SHIMANO
生産技術(電気制御設計)※係長・課長候補
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【東京】自転車部品の回路設計(電子制御化)
正社員 · CHUO CITY
SHIMANO
【大阪】自転車部品の回路設計(電子制御化)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
コーポレートガバナンス企画推進(海外関連会社業績管理、法対応、m&a)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
釣具企画開発(①リール②ロッド③ルアー④アクセサリー)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
経営管理(法務課)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【大阪】Itインフラ・セキュリティ担当(企画構築・pm・運用)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
国内外生産拠点におけるRc(レスポンシブル・ケア)推進担当
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【大阪】生産技術開発(熱処理工程)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【東京】社内Dx推進に向けたアプリケーション先行開発エンジニア
正社員 · CHUO CITY
SHIMANO
生産技術開発(表面処理工程(めっき、アルマイト)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【東京】Itインフラ・セキュリティ担当(企画構築・pm・運用)
正社員 · CHUO CITY
SHIMANO
プロダクトマーケティング・宣伝企画(自転車領域)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【大阪】社内Dx推進に向けたアプリケーション先行開発エンジニア
正社員 · SAKAI
SHIMANO
【大阪】生産技術開発(機械加工工程)
正社員 · SAKAI
SHIMANO
規格調査・適合判断/認証取得担当
正社員 · SAKAI
SHIMANO
経理
正社員 · SAKAI
SHIMANO
コーポレートガバナンス(国際法務)【管理職】
正社員 · SAKAI
掲載日
2017/10/02
ダウンロード
記事をダウンロードする
印刷
テキストサイズ

パリ ファッションウィーク:新生「ジバンシィ」のデビューは"協議中"

掲載日
2017/10/02

 新アーティスティックディレクターのデビューが相次ぐ中、パリで最も注目を浴びていたショーの一つが、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)手掛ける「ジバンシィ(Givenchy)」だった。

Givenchy - Spring-Summer 2018 - Womenswear - Paris - Photo: PixelFormula


 パリの裁判所、パレ・ド・ジュスティスを会場に行われた今回のショーだが、彼女はファッション評論家という厳しい陪審員たちの前でコレクションを披露することになった。正直なところ、判決は「まだ協議中」といったところだろうか。
 
 売れそうなウェアは山ほど見られ、たとえば柔らかいノースリーブシャツや、シルクのブラックカクテルドレス、さらにレースとラッフルシフォンを組み合わせたプレーリードレスなどは目を引いた。さらに、"ベッティーナ"ブラウスをはじめ、メゾンのクラシックなアイテムを再解釈したルックも様々な形で登場。他にも、キルト風スカートをカットし、プリーツファブリックを取り付けたスタイルは、クリーンながらセクシーだ。これもヒットしそうなリトルブーツも打ち出していた。

 セットは申し分ない。招待状も美しく、広い会場も壮観で、さらに1000人の招待客の中には名だたるセレブリティの姿があった。しかし、最後まで、ショー自体はやや不発だったように思われる。ただ、ワイト・ケラー初のメンズのルックが現れると、会場は盛り上がった。素晴らしいカットのメンズスーツやブレザーが登場したが、ロッカー風のルックは少しわざとらしかったかもしれない。
 
 「物理学の世界では、ある要素が別のものになるという荘厳なプロセスのことを、変形と呼ぶ」とワイト・ケラーはプログラムノートに綴っている。
 
 しかし、全体を通して見ると、やはりはっきりしないショーだった。フランスの批評家陣からは、「サンローラン(Saint Laurent)」やワイト・ケラー自身が手がけた「クロエ(Chloé)」との類似性を指摘する声も上がっていた。
 
 クレア・ワイト・ケラーは2011年から6年間「クロエ(Chloé)」のデザイナーを務め、この春「ジバンシィ(Givenchy)」に就任した。それ以前には、「プリングル オブ スコットランド(Pringle of Scotland)」や「グッチ(Gucci)」での経験もある。特に「クロエ」での成功は疑いようがなく、メゾンの注目度を一気に高めた。革新性に乏しいという批判もあるかもしれないが、彼女は確かに「クロエ」に新しいレベルの洗練をもたらしている。ワイト・ケラーのシグネチャーは、軽やかでフェミニンなウェアにヘビーなブーツを合わせるスタイルで、そこにわずかにウェスタンな要素が加わる。
 
 こういった面からも、皆が「ジバンシィ」での彼女の成功を期待していたが、今回のショーはメゾンのコードに囚われすぎたデザイナーの典型的な例であるように思われた。もちろん、彼女以前にも、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)やアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)といった名だたるデザイナーが「ジバンシィ」で同じように苦戦してきた過去も忘れてはならない。ワイト・ケラーには、学ぶ時間がまだまだ残されている。

 

不許複製・禁無断転載
© 2024 FashionNetwork.com