AFP
2016/03/07
パリ ファッションウィーク、新生「バレンシアガ」はストリート色強く
AFP
2016/03/07
「『バレンシアガ(Balenciaga)』の伝統を、現代社会にどう持ってくるか?」。新しくアーティスティックディレクターに就任したデムナ・グバサリア(Demna Gvasalia)は、このテーマにクチュールとストリートウェアとミックスしたコレクションで挑んだ。
若干34歳のグルジア出身デザイナー、グバサリアは、今最も注目されているブランド「ヴェトモン(Vetements)」を手掛ける。昨年10月、アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)の後任に抜擢された。
テレビ番組の収録スタジオで行われたショーの様子は、360°ライブストリームで配信された。
フロントロウには、「グッチ(Gucci)」などを傘下に持つケリング(Kering)グループのCEO、フランソワ=アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)や、同ブランドのアーティスティックディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の姿も。
最初のルックでは、構築的なラインを描くツイードのスーツやコートが登場し、「バレンシアガ」の原点であるシルエットを垣間見せた。また、スポーツテイストの強いブルゾンやダウン、デニムジャケットなども、大きく襟元の開いたデザインを取り入れて、クリストバル・バレンシアガのスタイルを思わせるものに。
脱構築的なラインのトレンチや、ミスマッチなフラワープリントをミックスしたドレスにストライプタイツを合わせたルックなど、型破りなタッチや “古着”風のテイストなど、グバサリアならではの感覚が光った。
80年代に流行した レギンスパンツがプラットフォームシューズとのスタイリングで復活したり、イブニングドレスをラテックスブーツに合わせたルックなども目についた。アクセサリーは、大きなチェーンつきのサングラスをネックレス風にオン。また、スーパーの買い物袋のような大振りのバッグも。
■Balenciaga 2016秋冬ウィメンズコレクション 全写真
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