ビームスが、宮城県仙台市の伝統工芸品にデザインの要素やクリエイティブな視点を取り入れ再開発するというプロジェクトに賛同し、新しいプロダクトとしての工芸品をプロデュースした。プロジェクトの初披露となる「仙台・東北の出張手しごと展」が、1月23日から渋谷ヒカリエ 8階 Courtで開催される。

　「仙台・東北の出張手しごと展」は、仙台・宮城の伝統工芸品をPRするウェブサイト「手とてとテ」と、手しごとやものづくりを軸に東北の暮らし方を見つめるプロジェクト「東北Standard」の企画・運営により、1月23日から26日まで開催。手しごとならではの工芸品の魅力を、素材や制作過程などにも光を当てながら紹介し、宮城県内外のクリエイターと伝統工芸のコラボレーションから生まれた製品なども展示される。

　ビームスは、伝統的な手仕事とデザインが融合するライフスタイルを提案しているレーベル「fennica（フェニカ）」のフィルターを通した工芸品をプロデュース。ディレクターのテリー・エリスと北村恵のディレクションにより、インディゴ色のこけしや白石和紙を使用した「拓本染め」のドキュメントケースなど、現代のライフスタイルのニーズに沿う工芸品が制作された。また同展では、「fennica」が紹介する日本各地のクラフトの展示・販売も予定されている。