掲載日
2012/01/18
2012/01/18
ピッティ・イマジネ・ウオモ、来場者数はわずかに減少したものの盛況に終わる
掲載日
2012/01/18
2012/01/18
1月10日〜13日、フィレンツェで開催されたPitti Immagine Uomo(ピッティ・イマジネ・ウオモ)の来場者数予想によると、厳しい経済情勢を受けて今期の総来場者数はわずかに減少したものの、多くのメンズファッション関係者が訪れ、出展社数は1,100企業に上った。昨年の来場者数2万3,000人に対し、今年1月の来場者数は2万1,000人と予想されている。
イタリア、スペイン、ギリシャ、ポルトガルからのビジター数が減少した一方、スウェーデン、デンマーク、フィンランドからのビジター数は大幅に増加した。ピッティ・イマジネ・ウオモはメンズ業界関係者がトレンドを把握するための重要な展示会となっており、ドイツや日本、英国、米国、中国、韓国、トルコなどからのビジターが特に多い。
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同展示会を主催するピッティ・イマージネ社のRaffaello Napoleone(ラファエロ・ナポレオーネ)CEOは、「ドイツや日本、英国は大きな購買力を持つため、これら諸国からバイヤーが1人多く来場すれば、それだけで重要な価値がある」という。また、「これは当社や当展示会、そしてイタリアのファッション業界にとってプラスになる。今回もイタリアファッションを代表する一流企業がフィレンツェに集結したが、これは評価すべきことだ。イタリア経済は厳しい状況にあり、消費は低迷するなか、倒産したり支払延期を余儀なくされる小売業者も多い。今回の展示会では、イタリアからのビジター数は10%以上減少したが、不況のなか来場したビジターたちは、当展示会で新たなアイディアと情熱を見つけてくれたことと思う」とコメントした。
フランス、ロシア、香港、ハンガリー、ポーランド、チェコからの来場者数は増えたが、一方で南アフリカやイスラエル、ルーマニア、ラトビア、スロバキア、スロベニア、クロアチアからのビジターは減少し、中国を除く新興諸国からのビジター数も伸び悩んだ。インド人ビジター数は前回から横ばい。
出展社側では、常連企業も新規参加企業も世界各地から多くの来場者を迎え、実りある4日間だったと満足しているようだ。
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