「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが4月12日に発表した2012年中間連結決算（9−2月期）は、12月以降に気温が低く推移したことにより秋冬コア商品の販売が伸び、売上高が前年同期比14.9％増の5255億円、営業利益が11.8％増の917億円と増収増益を記録した。純利益は38.7％増の577億円。国内ユニクロ事業の既存店売上は2.3％増だった。

心斎橋にある「ユニクロ」グローバル旗艦店（Photo: Fast Retailing）

　同社は、国内と海外のユニクロ事業の好調を受け、2012年8月期通期の営業利益予想を、トムソン・ロイター・エスティメーツのアナリスト24人による平均予想値（1329億円）を上回る1380億円（19％増）へと上方修正した。

　スペインのインディテックス、スウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ、米国のギャップと同様に、ファーストリテイリングもアジア展開を加速している。