AFP
2017/11/15
フェラガモ、1-9月期は純利益28%減
AFP
2017/11/15
サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)グループの1-9月期業績は、純利益が28.3%減の7900万ユーロ(約105億4900万円)となった。売上高は0.9%減の10億ユーロ(約1335億3700万円)。
アジア・太平洋地域は引き続き首位の市場となっており、売上構成比36.8%を占めた。同地域での売上高は2.8%増。
また、中南米でも3.1%の増収となったが、欧州では1.6%減、北米では4.3%減、そして日本では6.7%減と伸び悩んだ。
第3四半期のみの業績としては、売上高が5.5%減の2億8700万ユーロ(約383億2500万円)となり、特に為替が不利に作用したことが要因だという。
同社は、2017年を「過渡期であり、グループの中核となるカテゴリにおける戦略の変更を実行に移している最中」と位置付ける。
フェラガモグループは2016年より再編成を進めており、CEOの交代はもちろん、クリエイティブチームも刷新された。
アナリスト向け発表会でエラルド・ポレット(Eraldo Poletto)CEOは、ユーロドル為替が利益率に不利な影響を与えたことを強調したが、詳細な数字は明かさなかった。一年で対ドルユーロ安が大きく進んだという。
今年2月に発表した中期目標によると、フェラガモグループは市場の2倍の速度の増収を目指しており、バッグ、雑貨、アパレルといったシューズ以外の商品の強化によ市場での地位の確立を図っている。17年1-9月期の段階では、シューズカテゴリが売上構成比43%を占めた。
また、営業利益率およびEbitdaといった収益性向上も見込み、引き続きコスト管理を重点的に行っていく予定だ。
(2017年11月15日現在、1ユーロ=134円で換算)
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