カタログ通販などダイレクトマーケティング事業を展開するフェリシモが、新コンセプトストア「co&tion Understand Each Other Felissimo（コエンション アンダースタンド イーチ アザー フェリシモ）」を9月5日にラフォーレ原宿に出店する。フェリシモの商品をキャンバスにアーティストが創作する1点物など、新しいものづくりの在り方を創造する新感覚の店舗になるという。

　「co&tion Understand Each Other Felissimo」は、原画と版画の関係性をキーワードに、アーティストによる1点物を手しごとでリプロダクトすることで創造のフレームを重ね合わせ、心が通うものづくりを目指す初のコンセプトストア。年間約3万点のフェリシモの商品をベースに、アーティストの視点やさまざまな角度から表現し、それらが広がっていく舞台を用意する。参加アーティストは、二宮佐和子（刺しゅう作家）、大石さちよ/cikolata（ファッションデザイナー）、さくらいかおり（スタイリスト）、中村実樹（コスチュームデザイナー）など。店内には、プランナー兼バイヤーのMrs.fがプロデュースするショップインコーナー「Coya（小屋）＋Voyage（旅）＝Coyage（コヤージュ）」が設置され、またフェリシモが保有してきたAndy Warhol（アンディ・ウォーホル）など著名アーティストの版画作品なども不定期で販売する。

　来年で創業50周年を迎えるフェリシモの理念は「しあわせ社会学の確立と実践」。自社企画商品を中心に国内外のあらゆる商品やサービスを、カタログやウェブなどの独自メディアを使って生活者に販売するダイレクトマーケティングを展開し、オーガニックコットン製品を基金付きで販売する「Peace By Peace Cotton Project」をはじめ様々な基金や事業活動を通じて、永続的な「しあわせ社会の創造」を目指している。都内では「ラフォーレ原宿」に続き、9月18日には「吉祥寺パルコ」、9月27日には「ヴィーナスフォート」にリアル店舗の出店を予定している。