「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ（Pleats Please Issey Miyake）」が、新しいビジュアルシリーズ「Animals」を発表した。2005年から佐藤卓デザイン事務所と継続している企画で、第一弾としてネコとパンダのヴィジュアルが公開された。

　グラフィックデザイナー佐藤卓が手がけている「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」のビジュアルシリーズは、2008年に発表した「お寿司」のシリーズでNY ADC ポスター部門の銀賞とJAGDA賞、「Sizzle」をコンセプトにトーストやパンケーキの上に乗ったクリームを表現した2013年はNYのADC デザイン部門金賞と日本のADCやJAGDA賞を獲得している。

　前回の花を表現した「Flowers」に続く新作の「Animals」では、プリーツ素材を「あらゆる可能性を秘めた素材」と捉え、丸みを帯びた動物のフォルムをヴィジュアルで表現。佐藤卓はコンセプトについて「人間と共に地球という惑星に暮らす動物達を表現してみました。動物達の生態系や環境問題などへの想いも込めていますが、何よりもまずプリーツ プリーズとの出会いと同じように、理屈ではなく単純に愛らしいものをつくりたいと思いました」とコメントしている。

　「Pleats Please Issey Miyake」は、デザイナー三宅一生の「暮らしの中で生きてこそ、デザインの存在価値がある」という考えから1993年に単独で展開を開始。「Tシャツやジーンズのような普遍的な服」を具現化するため、伝統的なプリーツ加工素材を特殊な技術開発により、着やすくて機能的な現代の製品に進化させた。シンプルなフォルムと豊富なカラーやプリントが特徴で、世界各国で展開している。最新ヴィジュアルは、国内各店舗のショッパーにも使用される。