By
Reuters
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掲載日
2020/04/30
2020/04/30
マスターカード、規制緩和後の消費回復を見込む
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Reuters
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2020/04/30
2020/04/30
マスターカード(Mastercard Inc)は、消費が「Covid以前」の状態に向けて回復していくとの見解を示した。一部の国で外出規制が緩和され始めたことに伴い、アパレルや国内旅行に対するカード決済が増える見込みだという。
同社の第1四半期利益は予想を上回り、安定化の兆しが少しずつ見え始めたと述べている。
感染力の強い新型コロナウイルス対策として多くの国が都市封鎖を実施した結果、実店舗の休業や客足の低下など、世界の小売業界が大きな打撃を受けている。
また、世界経済の悪化から従業員のレイオフ(一時解雇)も相次ぎ、消費を控える人々が増えていることもクレジットカード業界に影響を与えた。
「大半の国で安定化のフェーズに入ったと認識している。各国の規制が緩和されれば、次は正常化の段階へ移行する」とアジェイ・バンガ(Ajey Banga)CEO。
しかし、大規模なエンターテイメント産業や長距離旅行といった分野は、ホームケアやヘルスケアなどに比べると回復に時間がかかるとの見方も示している。
マスターカードによると、一部税制や為替の影響も含めて、4月の3週目にはすべての地域で消費に改善が見られたという。
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