ミントデザインズ13年間の全作品が一冊の本に スカーフ展も

　「ミントデザインズ（mintdesigns）」による初の作品集が、青幻舎から4月下旬に出版される。2001年のブランド設立からこれまでの全作品を収録。これを記念して、アーカイブ柄のカレ（スカーフ）が制作される。

　作品集「MINTDESIGNS」は、ファッションを一種のプロダクトデザインとして捉え、日常を豊かにするデザインを目指して幅広く活動してきたデザイナー勝井北斗と八木奈央が手がけるミントデザインズが、13年間の歩みをまとめた一冊。デビューから2015年春夏シーズンまでの全コレクションのほか、テキスタイルデザインやDMなどのグラフィックワーク、制作過程の切り絵やコラージュなど、独自の価値観で生み出してきた数々のデザインワークを全240ページにわたって掲載する。アートディレクションは田中義久、カバーは布製で、価格は3,800円（税別）。これをひとつの区切りとし、新たな活動を目指したいという思いが込められているという。

　作品集の発売を記念したカレは、ブランド初期から2015年春夏コレクションまでのアーカイブ柄を使用した10型を制作。伊勢丹新宿店本館2階のTOKYO解放区では、5月20日から6月2日までの14日間、「mintdesignsのカレ展」を開催し、新作カレのほか、カレ柄のワンピースやトップス、バッグやポーチなどの小物を販売し、店内にはプリントの原画などが展示される。カレは各23,000円（税込）で、「ミントデザインズ」の直営店でも販売が予定されている。