「Maison Kitsuné（メゾン キツネ）」が新たにデザインした「ペルノ アブサン」が、800本限定で3月3日に発売される。ゴッホやモネ、ピカソら多くの芸術家や著名人に愛されたが1915年から2011年まで製造・流通・販売を禁止されていた「ペルノ アブサン」にインスピレーションを得た、2012年のコラボレーションに続く第2弾。今回のボトルから、アルコール度数68度の伝統的なレシピに原点回帰させる。

　「Maison Kitsuné」と「ペルノ アブサン」は2012年11月に初のデザインボトルを発売し、ボトルと同様のデザインを落とし込んだウェアコレクションも展開。同年10月には黒木理也（くろき・まさや）とGildas Loaec（ジルダ・ロアエック）が来日し、表参道Montoak（モントーク）でレセプションパーティーが開かれた。




　今回登場するのは、「Maison Kitsuné」の短編ミュージックドキュメンタリームービー「Is Leaving」のスタートを記念した「Pernod Absinthe Maison Kitsuné Limited Edition（ペルノ アブサン メゾン キツネ リミテッド・エディション）」。ムービーはロンドンの人気バンド「Is Tropical（イズ・トロピカル）」にフィーチャーしており、彼らのトレードマークであるライダースジャケットを着用したキツネが「ペルノ アブサン」のボトルに描かれている。カラフルな花やドットを散りばめたポップな仕上がりで、価格は4,800円（税抜）。国内展開はペルノ・リカール・ジャパンが手がける。

　21世紀に入って解禁された現在も"禁断の酒"と呼ばれる「ペルノ アブサン」は、「アブサン ウォーター」と呼ばれる飲み方が代表的で、淡いグリーンの液体に水を注ぐと雲がかかったような白色に変化する幻想的な様子から19世紀末に大流行した。2014年から再びオリジナルレシピになり、通常のボトルラベルもかつての歴史を感じさせるデザインに一新する。