2014/04/15
ユニクロ、4月25日にパリ・マレ地区の新店舗をオープン
2014/04/15
「ユニクロ」が4月25日、パリ・マレ地区に新店舗をオープンする。新しいブティックは、パリ4区のフランブルジョワ通り39番地に位置するSociété des Cendres社の工場跡地。中央の大きなレンガ製の煙突は赤くペイントされ、この建物の歴史を物語るシンボルとして保存される。店舗デザインは、「Colette(コレット)」や「ユニクロ」オペラ店を手掛けた片山正通氏率いるワンダーウォールが担当。
1階の床にはガラスが嵌め込まれ、地下に設置された「メモリアルスペース」を覗き見ることができるようになっている。このスペースには、工場で使われていた古い家具やSociété des Cendres社のアーカイブなどが展示されている。
2フロア構成のブティックの店舗面積は800平方メートル。ユニクロ商品企画チームの勝田幸宏氏は、「この店舗では、ウィメンズ、メンズ、キッズのコレクションを販売する予定だ。オープンに向けて、これからユニクロらしい店舗ディスプレイを完成していく」「パリへの旅行者は皆マレ地区を訪れる。この新店舗はフランス国内だけでなく、世界にアピールする重要なステップとなる」と話した。
オペラ座近くに位置するパリ旗艦店は歴史的建造物に入居しており、ニューヨークのソーホー店も歴史と現代を融合したデザインとなっているが、「マレ店はユニクロの店舗の中でも、元々の建築を最も生かしたつくりとなっている」という。
新店舗では、トップモデル出身のInès de La Fressange(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)とコラボレーションした新ラインも取り扱う。また、新プロジェクト「SPRZ NY」の一環として制作された「UT」のTシャツコレクションも販売する。「SPRZ NY」とは「Surprise NY(サプライズ・ニューヨーク)」を意味する造語で、「服とアートが出会う場所」をコンセプトに、ニューヨークはじめ全世界に驚きや衝撃をもたらすようなアートの発信や、斬新な商品企画にチャレンジする新しいプロジェクト。ニューヨーク近代美術館(MoMA)の全面協力により実現したプロジェクトで、第一弾としてMoMAが提供する芸術作品を落とし込んだTシャツなどを発売する。
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