ユニクロが、6月下旬頃から順次発売する秋冬商品を対象に価格帯を改定する。原材料の高騰や円安によりコストが増加しているためで、本体価格ベースの値上げ幅は5%前後と予想されている。

　衣料品の仕入原価は円安等の影響で上昇傾向が続いており、従来品と同等以上の品質を維持するためユニクロでは秋冬全アイテムの値上げに踏み切るという。値上げ幅は各商品の原価上昇幅で異なるが、セーターでは従来1896円を1990円に設定するなど、本体価格ベースで平均5%前後上昇するとみられる。

　2014年秋冬シーズンのユニクロは、「Heattech（ヒートテック）」はじめ「Fleece（フリース）」や「Ultra Light Down（ウルトラ ライト ダウン）」など主力の機能性ウェアの強化を掲げている。機能性の向上を前提に、商品の価格帯を見直すという。