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fashionsnap
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掲載日
2011/11/21
2011/11/21
リック オウエンスのリアル蝋人形、東京版はモンスターに変容
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2011/11/21
2011/11/21
東京・南青山の「Rick Owens(リック オウエンス)」直営店に、デザイナーRick Owensそっくりの蝋人形が登場した。パリやロンドン、ソウルの直営店にも置かれている人形で、東京バージョンではモンスターに変容。あまりの大きさとリアルさが来店客を驚かせている。
東京・南青山の「Rick Owens Tokyo Store(リック オウエンス東京ストア)」に蝋人形が登場したのは、Rick Owensの50歳の誕生日でもある11月18日。「Rickzilla(リックジラ)」と名付けられたこの人形は、歌舞伎にある鬼変化やモンスター、ゴジラ映画がインスピレーションとなって制作された。大きさは2mを超え、人体部分は顔の表情や髪、筋肉、タトゥーやうっすらと浮き出た血管といった細部まで、Rick Owens本人を模して精巧に作られている。腰から下はモンスターの鉤爪に変容しており、間近で見ると肌に近い質感やうっすらと生えた体毛など、あまりにもリアル。根津美術館を望む大きな窓の前に立ち、店内全体や最新コレクションをじっと見つめ続けている。
このリアルな蝋人形の発端は、パリにあるRick Owensの家。新しく購入した家の暖炉の上に飾る自画像に変わり、蝋人形を作ったのが始まり。やがて毎日見続けることに飽き、蝋人形はパリの「Rick Owens」直営店に移設。美しさ故に異物を必要としていた同店に完璧にマッチし、やがて他のショップでも欠かせない存在になっていったという。ロンドンの直営店に置かれているのは、イギリス人のオスカー・ワイルドが書いた戯曲「サロメ」のストーリーからインスパイアされて制作されたRick Owensの生首。また、ソウルの店内でも半裸で直立したRick Owensが出迎えてくれる。これらは、変身のアイディア、エレガントなクリーチャー(生物)が人生の欠点や自分自身を受け入れようとすることなど、Rick Owensがクリエイションで頻繁に取り上げているテーマを表現しているという。
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