掲載日
2011/07/06
2011/07/06
リネン、 ヨーロッパと日本間の共同合意締結
掲載日
2011/07/06
2011/07/06
日本麻紡績協会代表の18社が、フランス麻紡績協会と2国間での共同合意を交わすために来仏。共同合意の内容は、2協会間での情報交換の推進、プロモーション活動の連携、そして、リネン・ドリーム・ラボの東京進出に関するものだ。
日本麻紡績協会とヨーロッパ麻紡績協会のメンバー |
共同合意は、パリのリネン・ドリーム・ラボにて締結された。日本麻紡績協会会長の飯田
時章(ときあき)氏は、「中国にも麻はたくさんありますが、やはり高品質のリネンと言うとフランスを始めヨーロッパを避けて通ることはできません。ですから、ヨーロッパ麻紡績協会との連携は大切です。」と語った。
フランスの製糸工場サフィランの発案で、同2協会がコンタクトを取ることになった。年間4千から5千トンのイトを製造している同社にとって、日本市場での販売は5%を占める。「大切なことは、リネンの文化を知ってもらうことです。業界の川下の方が、どのようにリネンを生産しているのか目の前でご覧になる度に、皆さん驚嘆されます。日本の方々がパリまでわざわざ来てくれたということは喜ばしいことです。」とサフィラン社の会長メケルケ氏は語った。
フランスは麻の世界生産量の70%を占めており、5万5000ヘクタールで年間7万7000トンの麻を生産している。数週間前には、ヨーロッパ麻紡績協会は中国麻紡績協会と同じような共同合意を締結している。9月には、ヨーロッパ麻紡績協会のメンバーが、中国東北地方のハルビン市で開催される師部繊維のテキスタイル展示会を視察する。
不許複製・禁無断転載
© 2024 FashionNetwork.com