2013/11/04
ルイ・ヴィトン、ニコラ・ゲスキエール起用を正式に発表
2013/11/04
「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」は11月4日、Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)の後任としてNicolas Ghesquière(ニコラ・ゲスキエール)をウィメンズのアーティスティック・ディレクターに起用したと発表した。ニコラ・ゲスキエールが手掛ける初コレクションは、2014年3月にパリで発表される予定。
ニコラ・ゲスキエールは、「ルイ・ヴィトンは私にとって究極のラグジュアリーを象徴するものであり、革新と探求のシンボルだった。今回、こうしたミッションを託されたことは非常に光栄であり、価値観とビジョンを共にする老舗メゾンにおいて歴史の一端を担えることを誇りに思う。ルイ・ヴィトンのチームに早く参加し、優れた伝統を守りながら、メゾンの未来を構築していきたい」と語っている。
ニコラ・ゲスキエールは、時に「インテレクチュアル」とも称されるコンセプチュアルなスタイルで知られる。売上が減速しつつあるルイ・ヴィトンのウィメンズコレクションに、新たな息吹をもたらすものと期待される。
「ルイ・ヴィトン」の2013年第3四半期売上高は前年同期比3%増に留まり、アナリスト予想(7%)を下回った。新たなアーティスティック・ディレクターの就任は、投資家にとっても安心材料となる可能性がある。
ルイ・ヴィトン側は、「(ゲスキエールは)ウィメンズコレクションに現代的かつ創造的なビジョンをもたらしてくれるだろう。また、メゾンが1854年から育んできた伝統技術や洗練性、優れた品質といった価値観を受け継いでくれるはずだ」とコメントしている。
メンズコレクションは引き続き、英国人デザイナーのKim Jones(キム・ジョーンズ)が担当する。
ニコラ・ゲスキエールは、「Jean-Paul Gaultier(ジャンポール・ゴルチエ)」や「Mugler(ミュグレー)」などを経て1997年より「Balenciaga(バレンシアガ)」のアーティスティック・ディレクターを務めてきたが、2012年11月に退任を発表していた。
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