AFP
2017/02/21
ロンドン ファッションウィーク:彫刻家ヘンリー・ムーアにインスパイアされた「バーバリー」
AFP
2017/02/21
「バーバリー(Burberry)」は2月20日、彫刻家のヘンリー・ムーア(Henry Moore)にインスパイアされたコレクションを発表した。滑らかな表面に跡をつける手法や、コントラストの調和などを取り入れた。
レースやデリケートな装飾を施したシャツ、スウェットに"跡"をつけたコレクションが、ムーアの巨大なブロンズ像と並んで披露された。
カフスと袖が構築的なラインを描く一方で、伝統的な英国ニットを解体してフォルムで遊ぶ。クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)は、シルエットとアーティストの創作過程を探求してみせた。
大半を占める白と黒を基調に、コートやトラウザーズに使ったインディゴブルーのアクセントが散る。また、スウェットシャツにはヘンリー・ムーアのスケッチからとったプリントが施された。
フィナーレには、白いフェザーからブラックビジュー、クリスタル、クリアプラスティック、タッセル、パール、ビーズとあらゆる素材を用いたクロップドケープを纏ったモデルが一同に姿を見せてショーを締めくくった。
「"肩"を研究した。トレンチコートはガンフラップもあるし、まず肩が大事だ。ムーアにとっても、肩というのは大きな意味を持つ」とバックステージのベイリー。
幼い頃ヘンリー・ムーアの彫刻が置かれた公園で遊んだ経験などを語り、ムーアの作品を保護する財団の協力を得たことを喜んだ。
「自分の心をこのコレクションに込めた」と話す。
ランウェイショー直後にアイテムの小売販売を始める"see now, buy now"形式を今季も採用するが、ケープはロンドンで行われるヘンリー・ムーアの展覧会の一部として展示される予定だ。
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