ロンドン発のファッションレーベル「Work Not Work（ワークノットワーク）」によるハットにまつわるエキシビジョンが、3月にオープンした丸の内Kitte（キッテ）の旗艦店で開催される。若手帽子職人として注目を集める坂口直顕（さかぐちなおあき）が発表してきたこれまでのアーカイブ作品を集める他、「Work Not Work」がセレクトしたクラシカルなセカンドハンドのハットを多数展示・販売する。会期は7月20日から8月11日まで。

　エキシビション「Hat Not Hat by Work Not Work」は、帽子アトリエでキャリアを積み、オーダーメイド帽や舞台衣裳の帽子製作に携わってきた坂口直顕にフィーチャー。今年、オリジナルの帽子ブランド「Saravah」をスタート予定の同氏が提案するハットと共に、ハットに関連した絵本や小説、指南書も並ぶ。7月27日と28日、8月3日、4日には坂口本人が店内に「ウィークエンド工房」を構えてハットの制作風景を公開する。

　初の旗艦店としてオープンしたWork Not Work Urban Research Kitte丸の内店は、レーベルの全アイテムをはじめ、デザイナー兼クリエイティブ・ディレクターを務めるロンドンのクリエイティブ集団「Tomato（トマト）」の創立メンバーSimon Taylor（サイモン・テイラー）とスタイリスト界の重鎮Adam Howeで共同デザイナーのAdam Howe（アダム・ハウ）が同店のためにセレクトしたアイテムもそろう。「Work Not Work」を手がけるアーバンリサーチの広報担当者は、「実店舗を持つことにより認知度はかなり上がったと考えていて、ブランドが提案する世界観をお客様に分かりやすく感じて頂けている」とコメントしている。