三越伊勢丹ホールディングスが、編集型小型店「MI Plaza（エムアイプラザ）」のビジネス展開を発表した。1号店を9月4日に青梅市河辺町、2号店を10月10日に仙台市泉区に出店予定。雑貨と食品を主体にギフト商品などを販売し、生活感度の高い顧客が気軽に立ち寄れる店づくりを目指すという。

　 「毎日の日常生活に潤いと豊かさを提供し続け、頻繁に気軽にご利用いただける小型店」がコンセプトの「MI Plaza」は、店舗から半径2キロメートル圏内に住んでいる百貨店利用層がターゲット。取り扱うアイテムは、雑貨と食品、ギフト、シーズンやオケージョン等に合わせた商品を中心に揃え、婦人服・紳士服ブランドや化粧品、ベーカリー、コミュニティカレッジなどを各店舗ごとに選択して展開。地域イベントや情報の発信、コミュニティスペースでのドリンク提供など地域に密着したサービスを提供することにより、小型店らしい独自のサービスを実現していく。

　JR青梅線河辺駅から徒歩2分の「MI Plaza Mitsukoshi Isetan 河辺店」は約300平方メートル、泉パークタウン タピオ内の「MI Plaza Mitsukoshi タピオ店」は約550平方メートルの営業面積を予定。店舗内はボリューム感のある商品陳列で温かみのあるポップなどを配置し、心地よい空間を演出する。

　三越伊勢丹グループでは従来型の百貨店を主軸にした店舗展開のほかに、サテライト店を62店舗、「イセタン ミラー」と「イセタン羽田ストア」を7店舗出店しており、都市部・郊外部・地方で多様な店舗チャネルを開発中。2015年度までに「MI Plaza」を中心に他の小型店舗も含めて150店舗の出店を目標としている。