今年の春夏シーズンは、花や植物といったボタニカル柄がトレンドのひとつとして注目を集めている。1月22日～24日に東京ビッグサイトで開かれる日本最大のファッション総合展示会「JFW インターナショナル・ファッション・フェア（JFW-IFF）」では、華道家でフラワーアーティストの木村貴史氏が率いるフラワーデザインスタジオ「plantica（プランティカ）」が会場を演出。花に関連したアイテムの展示も予定されている。

　「plantica」は2007年に結成。花に関係するアートやファッション、ライフスタイルといったそれぞれの領域を結びながら、スペースデザインやインスタレーションアート、テキスタイルデザイン、プロダクトデザイン、そしてアートディレクションまで手掛けている。近年はファッション分野の取り組みが増加。2013年はパリの「メゾン・エ・オブジェ」や「プルミエール・クラス」、2014年にはベルリンの「プレミアム」などの展覧会に参加してインスタレーション作品を発表し、国外でも注目が高まっている。

　今回の「JFW-IFF」では受付デザインのほか、エプソンと協業してスタッフ向けのスカーフを製作。これまで手がけてきたファッション企業との共同開発品の公開も予定されているという。花を知り尽くしたスペシャリストの木村氏は「ファッションは花を身近に楽しめる手法。花柄のトレンドに乗りつつも、しっかりと定番にしていきたい」と話している。


■JFW インターナショナル・ファッション・フェア（JFW-IFF）

　会期：2014年1月22日〜24日　10時～18時（最終日17時まで）
　会場：東京ビッグサイト 西展示棟
　入場無料（ビジネスを目的とした業界内トレードショーのため、一般の方はご入場いただけません）
　http://www.senken-iff.com/iff/

■ファッションビジネスのモノと売り場を作る技術が集まる展示会「ファッションビジネス・ソリューション・フェア（FBS）」も同時開催
　http://www.senken-ex.com/fbs/