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掲載日
2012/01/03
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山梨県が地元デザイナーを支援 ミラノ研修実施
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2012/01/03
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山梨県が、県内の企業デザイナーや企画担当者らを対象にイタリア・ミラノでデザイン研修を行う「ミラノにおけるデザイン高度化支援事業」を始動した。研修のテーマは「ジュエリー」。デザイン文化の根付くイタリアで、参加者が学び、持ち帰る研修を行うことで、企画、製造、流通など地場産業の総合的なデザイン力向上を目指している。
山梨県が2011年9月より参加募集を開始した「ミラノにおけるデザイン高度化支援事業」では、地方都市に見られる"下請け産地"からの脱却を図ることを目的に、本場イタリアでデザインに対する理解、考え方、製造の仕組み等を学ぶ研修を行う。初の試みとなる2011年度は10名の参加者が決定。県内に事業所を持つジュエリー関係者や織物・和紙企業の職人、商品企画担当者などが講座を受講する。研修先となるのは、ファッションと宝飾品を教育分野に持つデザイン専門学校「インスティチュート・ヨーロッパ・デザイン(IED)」。実施期間は、2012年2月5日から17日までで、渡航経費以外の講座参加のための経費は県が持つ。会期後半に現地で行われる参加者らによるプレゼンテーションに加えて、3月中旬には県内で報告会を実施する。
山梨県の担当者は、「まずは、参加者自らのスキルアップ、そして所属企業の商品企画に反映されること。それにより、参加者企業のレベルが上がり他の企業モデルとして山梨県の地場産業の振興につなげていきたいと思っています。」とコメントし、「全員から強い意欲を感じられ、期待以上の成果が得られるであろうと考えています」と参加者へと期待を述べた。「ミラノにおけるデザイン高度化支援事業」は、継続した事業として2012年度も実施される予定。
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