故アレキサンダー・マックイーンの伝記映画製作へ 監督はアンドリュー・ヘイ

　故アレキサンダー・マックイーン （Alexander McQueen）の伝記映画が製作されることがわかった。監督は、第65回ベルリン映画祭銀熊賞でダブル受賞に輝いた映画「さざなみ（2016年4月日本 公開予定）」でメガホンをとったアンドリュー・ヘイ（Andrew Haigh）。

　海外メディアによると、伝記映画の製作プロダクションはパテとダミアン・ジョーンズが、脚本は新鋭劇作家のChris Urchがそれぞれ手掛け、今年末から制作を開始するという。昨年、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でアレキサンダー・マックイーンの 回顧展「アレキサンダー・マックイーン：サヴァージビューティー展」を開催した際には、50万人が来場。有料展覧会としては英国史上最多の観客動員数を記録したことから、伝記映画も注目を集めそうだ。

　アレキサンダー・マックイーンは、英名門セントマーチンズ校を卒業後、1992年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。2003年には英国女王から上級勲爵士（CBE）を授与されるなど、ファッション業界に多大な影響を与えた。2010年2月11日、母親が癌で亡くなった9日後にロンドンの自宅で死亡しているのが確認され、首吊りによる窒息死だと報じられた。享年40歳。