掲載日
2010/11/24
2010/11/24
日本百貨店協会、10月の東京地区百貨店売上高概況を発表
掲載日
2010/11/24
2010/11/24
I.概 況
1.売上高総額 1,289億円余
2.前年同月比 2.7%(32か月ぶりプラス)
3.店頭・非店頭 店頭2.6%増(88.6%):非店頭3.3%増(11.4%)
( )内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店 14社 27店(平成22年9月対比±0店)
5.総店舗面積 943,473m2(前年同月比:-0.3%)
6.総従業員数 20,752人(前年同月比:1.6%)
7.3か月移動平均値 3-5月 -4.0%、4-6月 -4.1%、5-7月 -3.0%、
6-8月 -3.5%、7-9月 -2.9%、8-10月 -1.3%
[参考]平成21年10月の売上高増減率は-13.1%(店舗数調整後)
【10月売上の特徴】
(1)10月は都内各店で積極的に集客施策が展開され店頭は賑わいを見せた。具体的にはプロ野球感謝セールをはじめ、海外・地方物産展、文化催事、さらにはエコロジーやピンクリボン等の社会的テーマを持ったイベントなど多種多様な企画が実施された。
(2)下旬の冷え込みで防寒商材が活発に動いたが、好調アイテムとしては、コート・ジャケット等重衣料のほか、マフラー、ストール、手袋、タイツ、ブーツ等があげられる。
(3)紳士服が3.9%と比較的大きな増加となった。これには都内各店でスーツを中心としたビジネスウェア関連催事の強化策が一斉展開された背景がある。
(4)高額商材についても、高級時計などを中心に美術・宝飾・貴金属が前年を2.6%上回り、一時の落ち込みから需要が戻りつつある。
(5)都内では10月から、各店でおせちやクリスマスケーキの受注が開始され、概ね前年を上回るペースで推移している。
【要 因】
(1)営業日数増減 31.0日(前年同月比±0.0日)
(2)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
1)増加した:10店、2)変化なし:5店、3)減少した:4店、4)不明:3店
(3)10月歳時記(体育の日、旅行シーズン)の売上(同上)
1)増加した:4店、2)変化なし:6店、3)減少した:2店、4)不明:10店
(4)翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
1)増加する:4店、2)変化なし:12店、3)減少する:3店、4)不明:3店
II.商品別の動き
主要5品目では、衣料品が27か月ぶり、身のまわり品が31か月ぶり、家庭用品が2か月連続、食料品が25か月ぶりのプラス。マイナスは雑貨。また、紳士 服・洋品、婦人服・洋品、子供服・洋品、美術・宝飾・貴金属、家具、その他家庭用品、生鮮食品、菓子、惣菜、その他食料品がプラスとなった。
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