掲載日
2011/07/11
2011/07/11
東レ、「グリーンイノベーション事業」の拡大戦略を策定 2013年度に売上高930億円
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2011/07/11
2011/07/11
東レ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:日覺昭廣)は、繊維事業における「グリーンイノベーション事業」の拡大戦略を策定した。同戦略のもと、今年6月に専任組織を新設し、2013年度に繊維事業における「グリーンイノベーション製品」の売上高を930億円に拡大す ることを目指す。
東レは、今年4月からスタートした新中期経営課題 「プロジェクトAP-G 2013」において、成長著しい分野および地域での事業拡大を目指す中、その実行策のひとつとして、地球環境問題や資源・エネル ギー問題に対するソリューションを提供する「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」をグループ横断で推進している。
同社は「基幹事業」である繊維事業において、この「GRプロジェクト」を確実に推進し、さらなる事業成長と収益拡大を図るため、「繊維 グリーンイノベーション室」を新設。同室は、繊維事業における「グリーンイノベーション事業」の成長戦略立案、事業企画・事業化推進、および各事 業部で展開中の「グリーンイノベーション事業」の支援を通じて、同社繊維事業の“グリーンイノベーション”を推進していく。なお、この組織の新設によ り、従来のポリ乳酸(PLA)繊維の事業統括・マーケティング機能、および繊維リサイクル事業の機能についても、同室に統合した。
東レは、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に直接的、または間接的に貢献する「グリーンイノベーション製品」を9つのテーマに分類している。繊 維事業についてはそのうち7テーマで製品展開し、2010年度は前期比33%増の679億円を達成した。今後、省エネルギーに貢献する暖か素材 や清涼素材、バイオマス由来の3GTやPLAなどを重点とした「グリーンイノベーション事業」の拡大、および新製品の開発・事業化推進をそれぞれ加速し、 同売上高を“プロジェクトAP-G 2013”の最終年度にあたる2013年度に930億円、将来的には2020年近傍に1,300億円超を目指す。
東レおよび東レグループは、長期経営ビジョン「AP-Growth TORAY 2020」に基づき、地球環境問題や資源・エネルギー問題を解決し、脱石 油資源の潮流を捉え、「ケミストリーの力」を駆使して「グリーンイノベーション事業」をグローバルに展開し、持続可能な低炭素社会の実現に貢献することを目指している。
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