2018/03/22
東京ファッションウィーク Day 4、「TTT_MSW」のミレニアル的Vシネ、「G.V.G.V.」はサイケな20周年記念を「ヒス」と
2018/03/22
「Amazon Fashion Week Tokyo 2018 A/W」4日目。玉田翔太手掛ける注目のストリートブランド「ティー(TTT_MSW)」が「At Tokyo」プログラムで初のショーを披露した。また、大塚製薬のカロリーメイトと異色コラボを果たした「ミューズ(Muze)」は、「パラドックス・トーキョー(Paradox Tokyo)」とロゴに溢れた合同ランウェイを行い、設立20周年の「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V)」は「ヒステリックグラマー(Hysteric Glamour)」とのコラボし、"見てすぐ予約できる"サイケなコレクションを発表した。
「TTT_MSW」のストリートモードなVシネ寸劇
弱冠24歳の玉田翔太が手掛ける「ティー」だが、設立して既に5年が経つ。独自のコミュニティを活かして独自の地位を確立しつあるブランドは、「ジャンルレス、ジェンダーレス、ボーダーレス」をテーマに掲げた新世代のストリートウェアを提案している。
「自分が普段やっていること、または遊んでいることの延長線上にある一番面白いものをポンと出す感覚」で挑んだ初のランウェイショーは、オンラインに投稿された動画から始まるシナリオに則った小さな寸劇仕立てだ。クラッシュした車から現れる"マフィア"が、キャットウォークを思い思いの歩き方でうろついた。
肩を主張するダブルのジャケット、サテンの開襟シャツ、アニマルプリントにムートンコート、ベロアのパンツといった定番のギャングスタイルだが、そこに日本のストリート文化を感じさせる崩しが加わって、どこかVシネマを思わせる仕上がりだ。カーゴパンツ、マウンテンパーカなどアウトドアの要素も感じさせるコレクションで、ブルゾンやジャケットの意外にクリーンなカット、テッキーな素材使いは、「リアルクローズ」の側面も感じさせた。
「G.V.G.V.」のサイケな20周年、「ヒステリックグラマー」やフランク・コジックとコラボ
ブランド20周年を迎える「ジーヴィージーヴィー」は、「オプティック」と「サイケデリック」を足した造語「オプティカデリック」をテーマに、60年代風サイケプリントを重ね合わせつつ、90年代ストリートテイストをミックスしたコレクションを発表した。「ヒステリックグラマー」や、ローブローアートの巨匠フランク・コジック(Frank Kozik)とのコラボレーションにより、よりキャッチーでインパクトのあるアイテムが登場している。
フラッグチェック、モアレ、サイケフラワー、マーブルなど大胆でレトロな色使いのインパクトプリントが混ざり合い、不思議な視覚効果を生む。スウェットやフーディー、ベルトを張り巡らせたブルゾンやミニスカート、ナイキのスニーカーといったアイテムはスポーティーなストリート感をプラスしていた。一方で、ヘムにあしらったフェザー、たっぷりした袖や肩に、フルイドなドレス、サイハイブーツなど、レディな女らしさも忘れていない。
ファッションEC「シーナウトウキョウ(@Seenowtokyo)」では、スウェットやシャツ、ブルゾン、ドレス、バッグといったアイテムの予約を、ショー直後から受け付けている。
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