1957年に創業した沖縄三越が、9月末をもって閉店すると地元メディアが報じている。2004年に経営悪化に陥り、金融機関主導で事業再生を進めてきたが、沖縄タイムスによれば債務返済のめどが立たたないことなどを理由に事業継続を断念するという。

　那覇市の国際通りにある沖縄三越は、大越百貨店として創業した老舗百貨店で、1970年に三越と提携してたことから現在の名称に変更。2004年には経営が逼迫したため、会社分割による経営再建を図っていたが、消費の低迷や三越伊勢丹ホールディングスとの商標使用契約が2014年9月末で終了することもあり、閉店に向けた調整を進めているという。今回の件に関して広報担当者はコメントを控えているが、5月19日に開催予定の記者会見で一連の報道に対する声明を発表する。