今年9月に閉店した旧・沖縄三越の再生計画を手がけるリウボウ商事が、同跡地に「おきなわワクワクランド（仮称）」を開業すると発表した。新施設のコンセプトは「いつでも、だれにでも楽しい、どこを切ってもエンターテインメントな商業施設」。沖縄初進出となる吉本興業の常設劇場やお化け屋敷を核に、ポケモンストアや森永製菓の参加体験型アンテナショップなど、物販・飲食業で構成する。オープンは2015年3月を予定。

　「おきなわワクワクランド（仮称）」は、観光客だけではなく地元のファミリーも楽しめる施設を目指しており、中核施設には200席規模の常設劇場「よしもと沖縄花月」とデパートをモチーフにした「新感覚娯楽施設お化け屋敷」を導入。オリジナル喜劇や有名芸人の寄席をはじめ、地元芸人とコラボレーションした企画も検討している。この他にも、森永製菓の「森永のおかしなおかし屋さん」や煎餅焼きを体験する栗山米菓の「ばかうけサーカス」、海外でも人気のポケモンのオリジナルグッズ専門店「ポケモンストア」などが出店。沖縄の食材や泡盛を集めた物販エリア、バーベキューレストラン「サントリー・ザ・プレミアムモルツ・オーシャングリル」や石垣島ラー油で知られる辺銀食堂の新業態「ペンギン食堂」などが入る飲食エリアも設ける。

　正式名称などの詳細は2015年1月頃の発表を予定。旧・沖縄三越の建物は取り壊しを予定しているため、同地での営業は2017年6月までを計画している。なお、取り壊し後の方針は未定。