掲載日
2011/07/26
2011/07/26
百貨店業界、4か月ぶりに前年同月比プラス
掲載日
2011/07/26
2011/07/26
日本百貨店協会は、6月の全国百貨店売上高概況を発表した。売上高総額は約4,927億円。前年同月比0.3%と、今年2月(0.7%)以来、4か月ぶりに前年同月比プラスとなった。
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6月は、震災による自粛ムードが一段落して、消費マインドの回復基調が鮮明になる中、高級時計や特選衣料雑貨など一部高額商材に動きが見られた。また、節 電意識の高まりと下旬からの記録的な気温上昇を背景に、この時期主力の夏物衣料が堅調であったほか、特に、クールビズや涼感寝具などの暑さ対策に関連した 商材が極めて活発に動いたこと、さらには「絆」消費の盛り上がりで、中元の早期受注や父の日商戦も好調に推移したことなどから、最終的には震災後初めて前 年実績を上回る結果となった。
具体的な動向としては、大雨で西日本や日本海側の店舗の集客に影響が出たことなどマイナス要素がある一方、プラス 要素としては、震災後の復興需要の拡大から仙台(14.1%)を中心に東北全域で大幅な伸びを示したこと、大規模増床や新規出店のあった大阪と福岡では引 き続き活況(店舗調整前伸び率:大阪7.2%、福岡14.7%)を維持していること、震災で急減した外国人観光客の売上も徐々に回復の兆しを見せているこ と、などがあげられる。
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