掲載日
2013/10/15
2013/10/15
綿花:2013/14年度は生産高減少、しかし価格は安定との見通し
掲載日
2013/10/15
2013/10/15
国際綿花諮問委員会(ICAC)は、2013/14年度の世界生産高は2550万トンとの予測を示した。収穫高は過去4年で最少となる見込みだが、価格への影響はないとみられる。世界の綿花需要は2350万トンと、横ばいとなる見通しだ。
ICACによると、こうした現象の背景には、中国から、インド、パキスタン、トルコといった他の諸国に需要が移行していることが挙げられるという。収穫高の減少は、米国や中国での天候不順が原因だ。また、栽培面積の減少も一因となっている。一方、南半球における栽培面積は、ほぼ増減なしの270万ヘクタールを維持。同地域の生産量は増加しており、南アメリカ地域の経済活性化につながると見られている。
国家備蓄では、中国が世界在庫量の約60%を占めると予想される。中国政府は9月末に10万トンを買い上げており、中国の綿花在庫量は昨年比200万トン増の1140万トンとなる。中国を除く世界の在庫量は20万トンの増加にとどまる見込み。世界の総在庫量は2040万トンと予想されている。
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