掲載日
2018/02/01
2018/02/01
花王、17年12月期は大幅増益
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2018/02/01
2018/02/01
花王が発表した17年12月期業績は、純利益が16%増の1470億円となった。訪日客の増加や好調なアジア市場がけん引した。18年についても引き続き堅調な伸びが期待されている。
営業利益は10.4%増の2048億円を達成し、「5ヵ年連続で最高記録を更新した」という。売上高は2.2%増の1兆4894億円で、恒常為替レートでは実質5.6%の成長。
日本国内の市場は堅調で、オンラインの売上および訪日客による需要が大きく伸びた。海外では、アジアで7%の増収、米州でも5.5%増と好調だった。
主要セグメントであるビューティケア事業の売上高は2.6%減の5860億円となったが、実質増減率は2.1%増。営業利益は6.5%増の576億円だった。化粧品の売上は4.8%減の2427億円(実質2.1%増)で、日本では前年にけん引役となったインバウンド需要が減少したほか、中価格帯ブランドが伸び悩んだことから8.1%の減収(実質0.6%減)となった。しかし、中国を中心としたアジアでは好調に推移し、20%を超える伸びを見せている。さらに、米州では7%、欧州でも6.2%と、海外での化粧品売上高は上向き。スキンケア・ヘアケア製品は全体で1%減(実質2.1%増)の3430億円。
2018年については、売上高が3.4%増の1兆5400億円、営業利益が5%増の2150億円、そして純利益3.4%増の1520億円を見込む。化粧品事業の売上高は、実質2.3%増の2738億円、スキンケア・ヘアケア事業は実質7.1%増の3562億円を予想。
with AFP
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