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fashionsnap
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掲載日
2019/11/27
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資生堂が国内で36年ぶりに新工場を竣工、中高価格帯スキンケア製品の生産拠点に
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2019/11/27
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資生堂が、国内で約36年ぶりとなる新工場「那須工場」を竣工し、12月24日から本稼動を開始する。新工場の稼働により、2022年度には最大1.2億個の生産能力が加わる見込み。
栃木県大田原市に構える那須工場の土地面積は約11万平方メートルで、地上3階建て。需要が拡大している中高価格帯スキンケア製品の製造工場と位置付け、約350億円が投資された。資生堂の強みである高品質を実現するため、デジタル化されたライン管理や品質管理システム、loTなどの最新技術を導入。従来の工場にはない取り組みとして、女性目線でのワークプレイス改革を設計に取り入れ、食堂やトイレ・更衣室などにも働きやすい環境を整えたという。
新工場で製造する化粧品には、水質が優れているとして工場地選定理由の1つにもなった大田原市の地下水をさらに精製したものを使用。また、栃木県のサポートのもと「とちぎふるさと電気」のCO2フリーの電力を活用し、環境に配慮した工場として運営を行っていく。2020年には地域の住民や顧客に向けた工場見学を開始する。
資生堂は現在、国内外での化粧品需要拡大に対応しており、今後の成長性を確保するために、2020年度下期に大阪茨城工場、2022年度上期に福岡久留米工場を新たに稼働する予定だ。
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