fashionsnap
2016/12/15
銃や甲冑がモチーフ、仏老舗バッグブランド「フォレ ル パージュ」が路面店をオープン
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2016/12/15
フランスの老舗バッグブランド「フォレ ル パージュ(Fauré Le Page)」が、銀座7丁目に路面店をオープンした。パリのカンボン通りとギャラリーラファイエットに続く3店舗目で、本国フランスを除く海外1号店となる。
ブランドは1717年に創設。王室御用達の鉄砲工としてルイ16世の猟銃やナポレオンのヴェルメイユのサーベル、フランス革命では革命軍に武器を提供するなどして名を馳せ、武器を収納・運搬するための革製品を作り始めたことから現在のレザーブランドとして派生した。銃など武器にまつわるモチーフが多く使用されているのが特徴で、甲冑やドラゴン、人形などを連想させる"うろこ"を表した「エカイユ」モチーフがシグニチャーの柄となっている。持ち手がアシンメトリーで弾薬ポケットを模したディテールが施された定番商品のトートバッグをはじめ、ハンドバッグ、クラッチバッグ、財布やカードケースなどウィメンズとメンズのアイテムをラインナップし、価格帯は小物類が約3万5,000〜、財布が約5万5,000円〜、バッグが12万円〜で展開。内装はパリの本店の雰囲気を踏襲し黄色を基調とした約45平方メートルの空間で、床には本店と同様のタイルが敷き詰められている。
日本ではこれまで限られたセレクトショップや百貨店での期間限定店で展開しており、反響が大きかったことから約一年前に路面店の出店を計画。オープンに合わせて来日した創業家オーナーのベルトラン ド ブュフェヴァン(Bertrand de Buffevent)は「クラフトマンシップの価値と本物の品質を理解する日本という国に出店できて嬉しく思う」とコメントし、「トランクメーカーを起源とするレザーブランドが多い中、我々は武器にまつわる用具の製造からスタートしたというところがユニークな点。現代においては物理的な『武器』をその人の持つ『魅力』という意味に置き換えて、ブランドを語る上でのストーリーとしている」とブランドの特徴を語った。国内では路面店のほか、バーニーズニューヨークで取り扱っており、来年2月には伊勢丹新宿の1階にも出店を予定している。
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