雑誌「pen（ペン）」が、デザイナーHedi Slimane（エディ・スリマン）を特集した最新号No.565を発売した。サブタイトルに「モードの破壊者か、それとも救世主なのか？」と題した新刊では、デザイナーとして再びモードの世界に戻ってきたエディ・スリマンの人物像に、現在彼がクリエイティブ・ディレクターを務めている「Saint Laurent」のクリエイションを通じて迫っている。

　デザイナーエディ・スリマンは、1968年生まれ。90年からファッションに携わり、96年には「Yves Saint Laurent（イヴ・サンローラン）」、2000年には「Dior Homme（ディオール オム）」を手がけ、その後フォトグラファーに転身。2012年より「Saint Laurent」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、メンズ・ウィメンズのコレクションをはじめ全コレクションを統括している。

　黒の表紙に白文字でデザインされた最新号「1冊まるごとエディ・スリマン」では、彼の経歴を深堀りする「エディ・スリマンとは何者か？」をはじめ、「Saint Laurent」のルックから検証する「キーワードからクリエイションを紐解く」、ランウェイに登場したロックスターの原石たちに迫る「ランウェイを彩る、サンローラン・ボーイたち。」などを掲載。また、雑誌としては世界で初めて撮影が許されたというニューヨークのコンセプトストア「サンローラン グリーン ストリート ストア」にも潜入し、取材している。

　「pen」はこれまでも"まるごと"と題してブランドや人物などを特集する号を製作してきた。2012年に発売された「1冊まるごとコム デ ギャルソン」は好評を得たことから、半年後に内容や装丁などを豪華にした永久保存版ムック「コム デ ギャルソンのすべて」が販売されている。